介護リーダーが抱えやすい悩みと改善策

部下が言うことを聞いてくれないことに悩む介護リーダーは少なくありません。介護リーダーになると、自分の職歴や年齢を上回るスタッフの上司となって仕事を仕切らなければいけない場合もあります。「指摘しても聞いてもらえない」と悩んだり、「その一瞬だけはわかりましたと言うけれど、また同じことを繰り返す」と悩んだりすることがあるのです。

この問題を解決するには、注意を受ける側だけでなく、注意する側も心構えがが重要です。話をする前に、自分が伝えたいことを整理することを意識しましょう。相手の存在を認め、感謝の気持ちを伝えた上で、相手の立場を尊重し、攻撃的な内容を避けながら話し合うのを心がけましょう。話を始める時は尊重しあい、そして自分の意見に固執せず、最後に双方が幸せな気持ちになれるような話し合いを心がけることが大切です。

介護リーダーは、部下だけでなく上司との関係に悩むことも多いです。ある時には上司から責任を押し付けられ、あるときには部下や同僚から要望を突き付けられる、板挟みとなってしまう場面が多くあります。そのため苦労を誰もが分かってくれないと感じ、孤独を感じることもあるのです。しかし、理解を示しながら中立な立場で職務を遂行することが介護リーダーの責務となります。上司と1対1で話をすることが難しくなった時には、上司や他のチームリーダーなどを巻き込んで複数人で話をすることがおすすめです。攻撃的な話し方は回避しながらも、相手の立場を尊重すると共に自分の意見を分かりやすく伝えるようにしましょう。